第11章 総督府の決戦準備

NAVER総督府史料本廠刊
平成17年6月--日

明智機関と玄白計画

 総督府は、事前に韓国各紙における当該記事を収集しており、李泰鎮の主な主張である「朝鮮日報側の恣意的な発言の歪曲」が全くの嘘であることを把握していた。しかしながら、新聞報道だけでは決定力に欠けると判断し、韓国国内の報道における李泰鎮本人の発言を収集することとした。このため総督府司令部は、ソウルに潜伏させていた「明智機関」に李泰鎮本人の発言に関する情報収集を命ずるとともに、ソウル大学内部の反李泰鎮勢力、特に経済史学科の蜂起を促すべく、ソウル大学掲示板へのを工作を命じた。数日後、明智機関から李泰鎮が出演するTVニュースのデータが提供され、その解析及び資料作成が総督府翻訳班朝鮮語担当のyeppuni及び映像・画像処理班のsutekingによって行われ、この一連の作業は「玄白計画」と名付けられた。
 これと並行して回答文を分析していた三悪人は、李泰鎮の個々の反論に対する撃破要領を決定し、それを爆撃隊に伝達した。爆撃隊員は各個に李泰鎮晒し上げスレの作成を開始した。この時点で総督府の決戦態勢は概ね整った。


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