第10章 李泰鎮出撃

NAVER総督府史料本廠刊
平成17年6月--日

キム水1号作戦の発動

 この当時、総督府司令部は、李泰鎮は従来どおり逃亡を続ける可能性が高いとして、「李泰鎮逃亡祭」の準備を開始していた。一方、李泰鎮は総督府の所在及び動向を探るべく、日本本土の偵察を行っていた。この偵察活動については、総督府側も関係者のブログを監視しており、残されたアクセスログ上でこれを察知していたが、李泰鎮の動向を探るために敢えてこれを放置した。しかし、この時点で李泰鎮は日本に在住する「金某」なる下僕を使役して総督府への反撃を準備していた。3月14日夜、李泰鎮は可能な限り最大の史料を搭載してソウル大学国史学研究室を出撃、総督府に対して乾坤一擲の「キム水1号作戦」を発動した。決戦に臨む李泰鎮を護衛するのはわずかに下僕の金某とNAVER正面のmonkeyblood、yumipop、asconeの3個IDのみであった。 ソウルを出撃した李泰鎮は、一路総督府がある東京を目指したが、出撃直後に警戒中の「ホワイトデーにもNAVERにいる人生の敗残者」kimuranobuoによって発見された。李泰鎮出撃の報は直ちに総督府に伝えられ、総督府は直ちに迎撃体制を整えた。

李泰鎮の反撃

 李泰鎮は、総督府に向けて、13の質問に対する回答をした。李泰鎮の反論は、総督府によって捏造と指摘された部分のほとんどを「朝鮮日報記者による恣意的な発言の歪曲」としているほか、「指摘する事実そのものが存在せず、史料にそのような事が書いてあるなら総督府が指摘して見せろ」、「これは史料の歪曲ではなく誇張である」、「新発見とは、韓国では知られていなかったから新発見である」、「自分は日本語が上手く読めない」という言い訳をするもの、そして「この質問状の真意は学問的事実の追求ではなく私の地位を脅かす意図によるものである」という誹謗であった。これに併せて李泰鎮 は「韓国王妃殺害一件」のコピーを投下した。その返信文の内容は、韓国国内の状況を総督府が探知できないという自信に満ちたものであった。
 しかし、李泰鎮が投下した乾坤一擲の一弾「韓国王妃殺害一件」のコピーは不発弾となった。その理由は、総督府はすでに外交史料館で「韓国王妃殺害一件」の現物を確認しているほか、正規のルートで入手した史料複写を保有しており、それは爆撃隊司令部及び正規部隊の全爆撃隊員に配布されていた。つまり、当該史料は総督府全隊員にとって既知の内容であった。この李泰鎮のコピー投下は、総督府に対してなんらダメージを与えることが出来なかったばかりか、不発となったコピーは総督府に捕獲され、詳細な分析に回された結果、李泰鎮の戦闘力の根源をも伺わせる貴重な資料となった。
 李泰鎮の反論を分析した総督府は「李泰鎮は総督府の能力を過小評価しており、総督府は韓国国内の状況を把握できないと考えている」「日本人も韓国人同様一次史料を原文で読む能力がなく、一次史料のコピーを送り付ければ沈黙すると考えている」というものであり、李泰鎮はこの期に及んで総督府がソウル大学国史学科教授という肩書きと口から出任せの嘘で逃げ切れると考えていると結論づけた。

第11章 総督府の決戦準備 に続く

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